治療中の注意点・治療方法・認定医制度など、矯正治療にあたってよくある質問をご紹介します。
Q1.矯正治療を始める時期は?
子供の場合、一般的に永久歯の前歯が生えた頃に治療を開始するのが効果的です。ただし、反対咬合(受け口)の場合や乳歯が早く抜けてしまった場合は、早めに始めた方が良い事もあります。
Q2.矯正治療はどのくらいの期間がかかるの?
永久歯の治療は平均的にみて1年半~2年くらいです。乳歯の頃に準備矯正を受けている方であれば、もっと短くなります。
Q3.大人になってからでも矯正できるの?
現在では技術の進歩により、歯や歯肉が健康であれば何歳になっても治療は可能です。
ただし、歯や歯肉も年齢と共に年を取ります。ですから、できるだけ早い方がより良い治療が行えます。気になる事があれば、早めに専門医を受診する事をお勧めします。
Q4.矯正治療は痛いの?
痛みに関してはかなり個人差があります。
ただ、成長期の子供であれば、痛みは少ない傾向にあります。
痛みは歯を動かしはじめた時と調整した2~3日で、長い方でも一週間程度です。学校や仕事を休む程ではありません。
歯の痛みが強い時には、柔らかい食事を摂ったり市販の鎮痛剤を飲めば、軽減されます。
Q5.どうして歯は動くのですか?
歯を動かすには、動かす方向に向かって力を持続的に与えることが必要になります。
そのためにワイヤーや透明で小さなゴムの力を使用します。例えばデコボコ並んだ歯列に対してワイヤーを装着すると、グニャグニャ曲がった状態でワイヤーが固定されます。そのワイヤーが真っ直ぐに戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。
Q6.金属アレルギーが心配ですがどうすればよろしいでしょうか?
近年では金属アレルギーが一般的になってきましたので、ブラケットは金属を含まないプラスティックや陶質の材料、チタン製のブラケットがあります。
ワイヤーはニッケル、クロムを含まないチタンを含むワイヤーを使用することにより、アレルギーの原因となる金属を極力使用しないで済むことがあります。
Q7.矯正治療中、虫歯や歯肉炎にならないの?
治療中のお口の中は、矯正装置により通常の場合と比較して汚れやすくなります。
矯正治療中は、定期的な歯磨き指導・クリーニング・フッ素導入されますので問題ありません。
Q8.診察の後に、すぐ食事ができますか?
基本的には、すぐに食事ができます。ただしフッ素などの薬品を塗布する場合は、治療後すぐに食事できないことがあります。
Q9.治療を途中で止めることはできますか?
治療途中で、矯正装置を外すことは出来ます。ただし完全に歯が並んでいるわけではないので、その後に予想できない歯の動きがあるかもしれません。途中で止めることはお勧めできません。
Q10.治療中に妊娠・出産は出来るの?
妊娠・出産につきましては問題ありません。
Q11.健康保険は使えますか?
顎の手術が必要な方や先天的な問題のある方の矯正治療の場合は、ご利用可能です。
一般の矯正治療にはご利用頂けません。
Q12.医療費控除の対象になるの?
矯正治療は対象になります。(前歯のみの部分的治療は、対象外の場合もあります。)
Q13.なぜ、歯ならびや噛み合わせが悪くなるのですか?
先天的なものと、指しゃぶりなどの癖やむし歯などで歯を抜いたままにしたことが原因で後天的に歯ならびを悪くすることもあります。
また、食生活の変化により、アゴの骨が十分に発育しないので、歯ならびを悪くする傾向にあります。
扁桃腺・アデノイド・アレルギ-性鼻炎などで、口を開けて息をするために起こると考えられる不正咬合もあります。
Q14.乳歯だけの時でも治療が必要ですか?
上下のアゴの骨のバランスが悪い場合、 特に受け口や下のアゴが左右に曲がっている場合、乳歯列でも矯正治療することがあります。
また指しゃぶりなどの悪い癖によって起こる不正咬合の場合にも、できるだけ早く治療することがあります。
Q15.治療中、食事は普通にできますか?
2~3日を過ぎれば、今まで通り食事ができます。
ただし、装置を壊す恐れのあるかたい物(堅いおせんべいや氷の丸かじり)や粘着性のあるもの(ガムやキャラメルなど)は、さけるようにしましょう。
Q16.装置が入っても、スポ-ツや吹奏楽器はつづけられますか?
楽器はつづけられるものもありますが、場合によっては、指しゃぶりと同じような力を歯やアゴにかけることもあり、治療のための歯の動きを妨げることもあります。 柔道や空手のような激しいスポ-ツでは、くちびるの裏側を装置で傷つけたり、装置をこわすおそれがあります。
Q17.認定医、指導医って何ですか?
日本矯正歯科学会認定医制度というものがあります。
矯正歯科医療に関し、適切・十分な学識と経験を有する歯科医師を学会が認定します。
学会が指定する研修機関(大学病院等)において、5年以上の矯正歯科臨床経験を持ち、学会の審査に合格したものが「日本矯正歯科学会認定医」となります。 さらに12年以上矯正歯科診療に専従し、研修機関にて3年以上の教育・研究にあたったものが「指導医」となる資格を持ちます。
